精密板金加工のさまざまな種類
板金加工や金属加工で半世紀を超える実績と技術の蓄積をもち、工作機械や産業機械の部品やカバーなどの製造に携わってきた「市村工業」は、各種板金加工の中でも、とくに精密板金加工(レーザー加工・折り曲げ加工・タレパン加工など)を得意としています。
精密板金加工
鉄や銅、真鍮、ステンレスなどの金属板を切断し、穴を開けたり、曲げたり、くっつけたり(溶接)して、製品や部品を成形する板金加工。その中でも工作機器や電子機器、通信機器、半導体製造機器などに使用される部品に必要な、精緻さを要する板金加工が精密板金加工です。「市村工業」では、この精密板金加工を得意としており、さまざまな加工法で精度の高い部品製造を行っています。
レーザー加工
高エネルギー密度のレーザー光を金属板に照射し、熱エネルギーを発生させて対象物を溶融・蒸発させる加工技術です。従来工法では加工が難しい素材・形状にも対応でき、切断だけではなく、素材の表面に文字やデザインなどの彫刻(レーザーマーキング)も可能です。加工の対象となる材料は、鋼板、チタン、ニッケルなど金属をはじめ、木材、強化プラスチック、セラミック、布、皮、ガラス、繊維、ゴムなどほとんどの材料に利用できます。
レーザー加工の種類
市村工業では、切断、穴あけ、マーキング等の加工を行っております。
レーザー加工の特徴
- コンピューター制御で超微細加工が可能です。
- 高精度で高品質な加工が可能です。
- 直線だけでなく、曲線にも対応可能です。
- 滑らかで美しい切断面をもちムラがありません。
- 複雑な形状の加工にも適しています。
- 潤滑油を使う必要がないので環境にやさしいです。
曲げ加工(ベンダー加工)
板金加工において、最も重要といわれる加工技術のひとつです。製造品の形状に合わせた、上下2カ所の金型でアルミ・ステンレス・スチール板などの金属板をプレスすることにより、素材を折り曲げ、立体的な形状にしていきます。ベンディングマシン(プレスブレーキ)という機械を使用し、この曲げ加工の精度が、製品品質に直結するといえるほど、精緻さが要求されます。
曲げ加工の特徴
- 直線的なV曲げのほか、R曲げU曲げなど、さまざまな形状を作れます。
- 金属板の外側の引張力、内側に圧縮力が掛かり、精緻な加工には経験と技術を要します。
- 寸法精度の見極めにより、コストダウンも可能です。
PickUP! 市村工業の精密板金加工の特徴
昭和32(1957)年に創業以来、板金加工業者として営んできた市村工業では、レーザー加工・曲げ加工・タレパン加工の品質には絶対の自信があります。「塗装を施すと加工箇所がわからない程の自然な仕上がり」と、大変ご好評頂いております。また、お客様の幅広いニーズに応えるため、3D CAD/CAM・マシニング設備の充実や、30社に昇るパートナー企業との協力体制を築き上げる事で、板金加工に関していかなるご要望にもお応え出来る体制を整えております。